
いつもの便と、色が違う。そんなとき、何を見ればいいのでしょう?
犬猫の便の色は、食べたものの影響でも変わります。
一方で、黒っぽい便や赤い便、白〜灰色っぽい便などは、体の異変が関係していることもあります。
大切なのは、
「色だけで病気を決めつけないこと」と「いつもの便との違いを見ること」。
便の色ごとに、見ておきたいポイントを整理してみましょう。
健康な犬猫の便は、一般的に茶色〜こげ茶色がひとつの目安です。
ただし、食べているフードやおやつによって、便の色には多少の違いがあります。
見るポイントは、
その子の「いつもの色」から大きく変わっていないか。
色だけでなく、形・硬さ・回数・食欲・元気も一緒に確認しましょう。
黒っぽい便でも、食べたものによって色が濃くなることがあります。
ただし、真っ黒でベタっとしたタールのような便には注意が必要です。
胃や小腸など、消化管の上の方で出血すると、血液が消化されて黒い便(メレナ)として出ることがあります。
とくに、元気がない・食欲がない・嘔吐しているなど、ほかの症状もある場合は、早めに動物病院に相談しましょう。
便の表面に鮮やかな赤い血がついていたり、便に赤い血が混じっていたりすることがあります。
赤い血は、大腸や直腸、肛門など、消化管の出口に近い部分からの出血で見られることがあります。
下痢や強くいきんだあとなどに見られることもあります。
少量でも繰り返す場合や、血の量が多い場合、下痢・嘔吐・食欲低下・元気がないなどの症状を伴う場合は、動物病院へ相談しましょう。
できれば、便の写真を撮っておくと、受診時に状態を伝える手がかりになります。
白っぽい、灰色っぽい、粘土のような色の便が出ることがあります。
便の茶色は、胆汁に由来する色素などの影響を受けています。
そのため、胆汁の流れなどに問題があると、便の色が薄くなることがあります。
また、食べたものなどによって一時的に便が薄く見えることもあるため、1回の便の色だけで判断することはできません。
白〜灰色っぽい便が続く場合や、食欲低下・嘔吐・元気がない、皮膚や白目が黄色っぽく見えるなどの変化がある場合は、動物病院へ相談しましょう。
この場合も、便の写真を撮っておくと受診時の参考になります。
便の色がいつもと違ったら、色だけでなく次のことも一緒に見てみましょう。
いつもの便と比べて、どのくらい違う?
形や硬さは変わっている?
回数は増えた・減った?
食欲や元気はいつも通り?
嘔吐や下痢など、ほかの症状はない?
最近、フードやおやつを変えていない?
迷ったら、便の写真を撮っておきましょう。
色や状態の変化が続く場合や、ほかの症状を伴う場合は、動物病院へ相談してください。
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