
「さっき行ったばかりなのに、またトイレに入っている」
「何度もしゃがんでいるけれど、何をしているのかわからない」
そんな様子を見ると、
「便秘かな?」
「お腹の調子が悪いのかな?」
と考えるかもしれません。
でも、まず確認してほしいことがあります。
何度もトイレに行く原因は、便だけとは限りません。
特に猫では、排便と排尿の姿勢が似ているため、排尿しようとしているのを「うんちが出なくていきんでいる」と見間違えることがあります。
まずはトイレの中を確認してみましょう。
トイレに入ったあと、
便は出ている?
尿は出ている?
どのくらいの量?
ここを確認します。
多頭飼育では、誰の便・尿なのかわかりにくいこともあります。
気になる子がいる場合は、可能であれば一時的にトイレを分けるなどして、その子の排泄を確認すると変化に気づきやすくなります。
何度もトイレに行き、
小さく硬い便しか出ない
何度もいきむ
なかなか便が出ない
といった場合には、便秘が考えられます。
猫の便秘では、何度も排便しようとしたり、小さく硬く乾燥した便だけが出たりすることがあります。食欲低下、元気の低下、嘔吐などを伴う場合もあります。
「出ているから大丈夫」と考えず、いつもの便の量・硬さ・回数との違いも見ておきましょう。
→ 関連記事:犬猫の便秘|何日出なかったら注意する?
1回の量は少ないのに、
何度も便をする
軟便や水っぽい便が出る
粘液や血が混じる
ということもあります。
下痢は単に「便がやわらかい」だけでなく、いつもより排便回数が増えることもあります。
便の状態だけでなく、
食欲はあるか、元気はあるか、嘔吐していないか、血が混じっていないかなど、犬猫自身の様子も一緒に確認しましょう。
→ 関連記事:犬猫が下痢をしたら|まず確認したいポイント
ここは特に注意したいポイントです。
何度もトイレに入り、
しゃがむけれど尿が出ない
数滴しか出ていない
排尿時に鳴く・痛そうにする
血尿がある
陰部をしきりになめる
といった場合には、膀胱や尿道など下部尿路のトラブルが考えられます。頻尿、排尿困難、血尿などは猫の下部尿路疾患でみられる代表的な徴候です。
そして、特に注意したいのが、
という状態です。
尿道が詰まって尿を排出できない尿道閉塞は緊急疾患です。特に雄猫は尿道閉塞を起こしやすく、完全に閉塞すると急速に全身状態が悪化する可能性があります。
「便秘かもしれないから、少し様子を見よう」ではなく、尿が出ているかを確認することが重要です。
尿が出ていない、または何度も排尿姿勢を取るのに数滴しか出ない場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。
何度もトイレに行っていることに気づいたら、
回数だけでなく「何が・どのくらい出ているか」まで見るのがポイントです。
確認したいのは、
便が出ているか、尿が出ているか
便・尿の量
便の硬さや形
血や粘液がないか
いきんでいないか
排泄するときに鳴かないか
食欲・元気・嘔吐などの変化
可能であれば、便の写真やトイレに行く回数、尿の塊の大きさなどを記録しておくと、動物病院で状況を説明するときにも役立ちます。
「何度もトイレに行く」という行動だけでは、原因を判断することはできません。
便秘、下痢、尿路疾患など、さまざまな原因が考えられます。
特に、
尿が出ていない・ほとんど出ていない
何度もいきんでいる
強く痛がる・鳴く
血尿がある
嘔吐している
ぐったりしている
食欲がない
といった場合は、早めに動物病院へ相談してください。
特に「何度も排尿しようとしているのに尿が出ない」場合は、待たずに受診が必要です。 尿路閉塞は救急疾患として扱われます。
大切なのは、
「何回行った?」だけではなく、
「何をしようとしている?」「実際に何が出た?」を見ること。
うんちなのか、おしっこなのか。
出ているのか、出ていないのか。
そして、その子の“いつも”との違いを見てあげましょう。
「犬猫の便秘|何日出なかったら注意する?」
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