05|シニアケア
年齢とともに変わる体を知り、いつまでも健やかに。
犬猫も年齢を重ねると、若いころとは少しずつ体が変化していきます。
食べる量、体重、筋肉、動き方、睡眠、トイレの使い方。
変化の現れ方や時期は、その子によって違います。
大切なのは、
「シニアだから仕方ない」と決めつけることではなく、今までとの変化に気づくこと。
毎日の暮らしの中で見ておきたいポイントを、一緒に学んでいきましょう。
年齢を重ねると、犬猫の体や行動にはさまざまな変化が現れることがあります。
たとえば、
寝ている時間が増えた
動きがゆっくりになった
ジャンプや階段を避けるようになった
食欲や食べ方が変わった
体重が減った・増えた
筋肉が落ちてきた
毛づくろいが減った
トイレの様子が変わった
ただし、こうした変化をすべて「老化だから」と考えるのは禁物です。
痛みや病気が隠れている場合もあります。
その子の“いつも”から何が変わったのかを見ることが、シニア期では特に大切です。
シニア期では、
食欲
食べる量
体重
体型
筋肉量
を一緒に見ることが大切です。
「ごはんは食べているから大丈夫」と思っていても、少しずつ体重や筋肉が減っていることがあります。
反対に、活動量が減って体重が増えてくる子もいます。
見た目だけでは分かりにくい変化もあるため、定期的に体重を測り、
「何kgか」だけでなく「どう変化しているか」
を記録してみましょう。
シニアになると、若いころのように走ったり遊んだりしなくなることがあります。
でも、
散歩を嫌がる
階段を避ける
ソファに上がらなくなった
立ち上がるのに時間がかかる
後ろ足が細くなってきた
といった変化には注目しましょう。
加齢とともに筋肉量が変化することがありますが、関節の痛みや病気などによって活動量が落ちている場合もあります。
シニア期こそ、
無理をさせないことと、動ける体を維持すること
の両方を考えていきます。
年齢を重ねると、
トイレまで歩く
段差をまたぐ
しゃがむ
排泄姿勢を保つ
といった動作が負担になることがあります。
特に、
トイレの手前で失敗する
入口の低い場所からしか入らない
トイレへ行く回数が変わった
排泄時にいきむ
夜間の失敗が増えた
などがあれば、単なる「失敗」と考えないことが大切です。
入口を低くする、寝床から近い場所にもトイレを用意する、滑りにくい床にするなど、その子の今の体に環境を合わせるという考え方もあります。
もちろん、急に排泄の様子が変わった場合は、病気が隠れていないか確認することも重要です。
シニア期の変化は、ある日突然始まるとは限りません。
昨日までできていたことが、少し大変になる。
食べる量が少し変わる。
歩く速度が少し遅くなる。
そんな小さな変化の積み重ねとして現れることがあります。
だからこそ、
若いころのその子と比べるのではなく、昨日までのその子と比べる。
年齢に合わせて、食事や運動、住環境を少しずつ調整しながら、その子らしく過ごせる毎日を支えていきましょう。